マンマにプレゼント | |
(廊下。ノヴァ・リベルタの会話) | |
リベルタ | うーん。ちょっと難しいな。さすがにそこまでチェックしてねーし |
ノヴァ | そうか…… |
(デビト、通りかかる) | |
デビト | よぉ、何やってんだ? |
リベルタ | そうだ、デビトがいた! なぁ、デビト。マンマの部屋にこっそり入れたりしないか? |
ノヴァ | 何を考えているんだ、この馬鹿! そんなことさせられるわけがないだろう! |
デビト | あぁん? 何言ってやがんだ、ガキども |
ノヴァ | ……実は、市場でマンマの好きそうなものを見かけて買ってきたんだが、もし、同じものを持ってたら何となく気まずくなってしまうと思っただけだ。 |
リベルタ | だから、さ。マンマの部屋に行って探してみてくれよー |
ノヴァ | そんなことさせられるか! |
リベルタ | えぇ? だってデビトの隠者の能力使えばいいんじゃねーの? |
デビト | おい、愚者ルタ。そんなパーパに殺されるようなこと、オレ様がすると思ってるのか? |
リベルタ | え? お嬢の部屋に忍び込んだって聞いたけど、違うのか? |
ノヴァ | なんだと! デビト、お前そんな破廉恥なことを! |
デビト | おいおーい、そんなに熱くなるようなことじゃねぇだろ? だいたい、バンビーナにおやすみの挨拶をしに行っただけだっての。 |
ルカ | デービートぉ? |
(どこからともなくルカ、会話に割り込んでくる) | |
ルカ | 今のは聞き捨てなりませんね。 よりにもよってお嬢様の部屋に忍び込んだですって? |
デビト | げ、ストーカー従者が来やがった。まぁ、悪いがその頼みは聞けねぇな。 それじゃ、な。(デビト、退散) |
ルカ | 待ちなさい! このエロリスト!(憤慨するルカ、デビトを追いかける) |
リベルタ | なー、ルカって、盗聴器とか仕掛けてんのかな。お嬢の話題になると、結構な確率でやって来るんだけどさ。 |
ノヴァ | 単なる偶然だろう。 |
まぁ、ただ単に「愚者ルタ」「エロリスト」のあだ名を使ってみたかっただけなんだけど。……あ、「ひよこ豆」使いそびれた。 |