1.小舟の宵拵え |
命を狙われた天才少年・悟。女だてらにSPをする摩耶の事務所に、彼を守ってくれるよう要請する気弱な男が訪れた。 |
2.和を以て貴しとなす |
護衛対象の悟と、初めて対面した摩耶。その印象は…… |
3.口に蜜あり腹に剣あり |
とにかく敵を知らなければいけない。まだ本調子でない身体で情報集める悟の元に現れた闖入者は――― |
4.暗夜に矢を射る |
交渉は決裂した。虎口に入った二人は、無機質な「目」と「耳」を欺く。 |
5.心腹の病 |
逃亡先は摩耶の自宅。一方、二人を取り逃がした彼は、次の手を打つ。 |
6.あの声でトカゲ食らうかほととぎす |
無事に邸に戻ることのできた悟と摩耶。休息もそこそこに新たなる奇策に移る。 |
7.引かれ者の小唄 |
摩耶は悟に、四年前のキラー・ショウの仕事について語る。 |
8.千慮の一失 |
潜伏するマンションに鳴るチャイムの音。警戒して伺うと、そこに居た来訪者は…… |
9.沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり |
追い詰められた悟は、自分の掴んだ真実を次々とぶちまけ、キラー・ショウを揺さぶって行く。 |
10.触らぬ神に祟りなし |
立川の邸に現れたのは、見覚えのある美女。彼女の手土産は――― |
11.月満つれば即ち欠く |
倍額にして戻せという立川の要求に、摩耶を人質に取られた悟には選択肢がないも同然だった。 |
12.暗夜に灯火失う |
無事に戻って来た一行。だが、邸で待つのは意外な羽谷の行動だった。 |
13.道は近きにあり |
ようやく娘と対面した摩耶。一方、後を継がないことになった悟の心中は? |